現在、中高一貫校で教鞭をとっています、とあるセミナー講師です。私は35歳で教員免許をとりました。他の先生方とは全く違う経歴です。

大学では遊びほうけて、教職の単位も落とし、ギリギリ卒業できましたが、就職活動は一切せず、役者になると親に言い、上京しました。​役者になるとは上京するための口実で、活動はしてましたが、当然芽が出ることはなく就職することに。

大学では建築を専攻していたのでその道で就職しようと思い、いざ就職。就職はすんなり決まりました。私と同期で入った人がいて、その人を合わせても5人という小さい会社でした。小さい会社なので一人の負担が大きく、忙しい時期は月の半分程会社に泊まる生活をしていました。

好きな仕事をしているならともかく、大学時代も合わないと思っていた建築の仕事。また、来た仕事を淡々とこなし、やらされている感が強かったので、だったら独立しようと決意し、退職することに。

独立はフランチャイズ店のオーナーになると決めていましたので、お金を貯めるために自動車会社の期間従業員として働き始めました。この職業を選んだのは寮に入れば家賃、光熱費がタダだったからです。引っ越して会社の寮に入り、せっせと貯金していましたが、2008年リーマンショックで次の契約はできないと会社からの解雇通告。この時、初めて自分の人生と真剣に向き合いました。自分が本当にやりたいこととは何だろうって。自分の記憶を遡って、自分の夢を紙に書いていきました。そこで目にとまったのが教師でした。

現在、講師という立場ではありますが、非常に充実した毎日を送っています。

人とは違った人生を歩んで来た経験から、何かみんなの役に立てるんじゃないかと日々活動してます。